2004年01月



岡山で「不法投棄の通報に係る協定」締結
(1月13日更新)

 岡山県石油組合と岡山県は12月17日、県庁で「不法投棄の通報に係る協定」を締結した。同協定は岡山県石油組合の組合員事業所が、産業廃棄物の不法投棄車両の早期発見と通報に協力し、不法投棄の未然防止と被害の拡大の阻止に役立てることを目的にしたもの。締結式には県石油組合から木村理事長が、県からは大西珠枝副知事が出席し、協定書を交換した。同県によると、県などの行政機関が石油事業者とこのような協定を締結するのは全国で初めて。
 締結式では大西副知事が、これまでに県農協中央会、県森林組合連合会、中国電力と同趣旨の協定を結んでいることを明らかにした。



硫酸ピッチの不法投棄、全国でドラム缶4万本超
(1月13日更新)

 混和による不正軽油の製造過程で発生する「硫酸ピッチ」がこれまでに4万本(200リットルドラム缶換算)以上に達し、このうち2003年10月1日時点でも、なお約3万本が不法投棄または不適正保管されていることが、環境省の調査で明らかになった。12月10日に開いた中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会で報告されたもので、改めて大量の硫酸ピッチが不法投棄されている実態が証明された。
 硫酸ピッチは不正軽油を製造する際に副産物として発生する強酸性・腐食性の強い廃棄物で、環境破壊や健康被害をもたらし社会問題化している。環境省がこのほど47都道府県および保健所設置市の担当部局にアンケート調査した結果、これまでに115件・4万138本の不適正処分案件が確認された。そのうち、原状回復を実施したものが62件・1万1,816本で、一部実施・未実施のものが53件・2万8,322本となっている。
 不適正処分の形態としては、不適正保管が47件・2万4,140本、不法投棄が62件・1万1,433本、不法投棄および不適正保管が6件・4,565本となっている。ドラム缶1本当たりの不正軽油製造量が約12キロリットルとされることから、不適正処分が発覚した今回のデータだけでも約48万キロリットルの不正軽油が製造されたと推察できるが、「不正軽油の推測流通量から見て、まだ氷山の一角に過ぎない」との指摘もある。
 硫酸ピッチの不適正処分量は、2001年6月の改正地方税法施行により、輸入軽油を悪用した脱税手法の沈静化に伴い急速に増え、2000年度に3,124本、2001年度には5,235本だったものが、2002年度は1万4,565本、2003年度は10月までに1万7,214本を確認しているなど、地域社会の不安拡大を背景に関係自治体の調査がさらに進みそうだ。



京都府で硫酸ピッチの生成、保管を禁止する条例施行
(1月13日更新)

 京都府は12月5日、不正軽油製造過程で排出される硫酸ピッチの生成、保管を禁止する条例を定例議会で可決した(2004年1月施行)。硫酸ピッチの生成、保管について禁止する条例は全国で初めて。条例案では、硫酸ピッチの生成、保管の疑いがあれば同府が立ち入り検査し、事実が確認されれば製造中止や撤去を命令できる。命令を無視すれば法人、経営者に対し2年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。  “色抜き=クマリン抜き”の過程で排出される硫酸ピッチは、同府でも2003年に大量不法投棄が発覚。不法投棄については法律上責任を追及することが可能だが、その製造過程ではこれまで明確な罰則規定がなかったため、同府が自治体としての対応を示した。



OPEC現行生産枠据え置く
(1月13日更新)

 OPECは12月4日にウィーンで臨時総会を開き、イラクを除く10ヵ国の原油生産枠を現行の日量2,450万バレルのまま2004年1月以降も据え置くことで合意した。「供給不足はない」との判断から消費国の増産要求を退けた形となった。2004年2月10日に次回臨時総会、3月下旬、6月と総会を開催し、年明け以降、需給動向を慎重に見極めながら、生産量を細かく調整する方針でいる。
 国内石油業界は生産枠据え置きは予想通りとし、「原油価格は当面、底固く推移する」(渡文明石油連盟会長)と見ている。今後は「2月総会では減産が検討される」(天坊昭彦出光興産社長)との見通しにある。



出光北海道製油所が出荷再開
(1月13日更新)

 十勝沖地震による2度のタンク火災で、操業が全面停止していた出光興産北海道製油所(苫小牧市)は12月3日、C重油などの出荷を再開した。
 同製油所は2度目のタンク火災を起こした9月27日に消防法などに基づく全装置の緊急停止命令を受けていたが、11月25日に行われた道、苫小牧市消防本部などの合同検査で一部施設の安全性が確認されている。これにより道と同消防本部は同27日に、重油、LPガス、アスファルトの貯蔵タンクの一部、これらの出荷装置、桟橋などの停止命令を解除した。12月3日に68日ぶりの操業を再開した同製油所は、C重油、LPガス、アスファルトの入出荷を始めている。また、一部タンクの停止命令が解除されているA重油についても、近日中に入出荷を再開する予定。
 今回、停止命令が解除された施設はいずれも火災したタンクから離れた場所にあったもの。近くにあるガソリン、軽油、灯油タンクなどについてはまだ安全性が確認されていない。



静岡・かけこみ110番PRに「ちびまる子ちゃん」登場
(1月13日更新)

 静岡県石油組合は社会貢献事業として、「かけこみ110番の家」に取り組んでいるが、県内552の小学校と養護学校の生徒に対する広報・周知活動の一環として配布するクリアファイルのデザインがこのほど固まった。
 「かけこみ110番の家」の主な対象者である児童に対し、訴求力のあるデザインを模索する中で、人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のキャラクターを使用するという案が委員会で浮上、同アニメ漫画の作者である、さくらももこ氏サイドに事業趣旨を説明し協力を依頼したところ、快諾、今回の企画が実現した。
 デザインは表面が「ちびまる子ちゃん」のキャラクターが風船に描かれている図柄、裏面は今回のために書き下ろされた漫画作品(写真)となっている。