2003年05月



OPEC原油生産枠を200万バレル削減
(5月9日更新)

 OPECは4月24日の臨時総会で実質的に日量200万バレルの削減となる新たな原油生産枠を確定した。イラク開戦などによって2,740万バレルまで膨らんだ生産量を2,540万バレルとするもので、1月に確定した2,450万バレルの現生産枠は拡大される。OPECは今回の決定による相場とイラクの戦後動向をテーマに6月11日に再度、閣僚会議を開催する。OPECの決定を受けて原油相場は「生産枠拡大を伴う減産発表は予想外」として一時、米国WTI原油は5ヵ月ぶりの25ドル/バレル台の安値を付けるなど、反転材料としては評価されていない。



新日石がナフサ改質型水素ステーション開所
(5月9日更新)

 経済産業省が実施する「水素・燃料電池実証プロジェクト」の一環として4月10日、新日本石油が神奈川県横浜市にナフサ改質型のJHFC横浜旭水素ステーションをオープンした。ナフサ改質型の水素ステーションとしては、国内初となる。「水素・燃料電池実証プロジェクト」は、首都圏で複数の燃料による水素供給を実験する世界初の試み(5ヵ所の水素ステーション設置予定)で、同ステーションは3月12日に同じ横浜市に開所したガソリン改質型のJHFC横浜大黒水素ステーションに続く第2号店となり、これで水素ステーションのネットワーク化が一歩進んだことになる。



自動車盗難事件に歯止め
(5月9日更新)

 警察庁が取りまとめた「2002年の犯罪情勢」によると、窃盗犯のうち、給油所荒らしなどを含む「侵入盗」は34万件(前年比12%増)となる一方、「乗り物盗」は78万件(同6%減)に減少した。ただし、全刑法犯の認知件数は285万件で、1996年以降は毎年、戦後最多を記録している。「乗り物盗」では、自動車盗が6万台(同1%減)、オートバイ盗が20万台(同18%減)、自転車盗が51万台(同2%減)で、オートバイ盗の急減が目立った。
 被害額では、200万円以上のものが3割を占めており、これは近年とほぼ同水準だった。 盗難車両が被害者に戻る回復比率については、2000~2001年水準の3割にとどまり、98年の5割レベルと比べると所有車両を失う確率が高いまま推移している。  一方、侵入盗のうちの「給油所荒らし」は2,888件から3,488件に急増しているが、検挙率は33%から23%へとダウンした。



京都府石油組合が社会貢献活動で京都府警から感謝状
(5月9日更新)

 京都府石油組合は、京都府警から同組合の社会貢献活動の功績を認められ、感謝状を授与された。同組合が2002年度から取り組んでいる社会貢献活動の「防犯110番連絡所」が、安心で安全な街づくりに寄与し、とりわけ自動車盗難防止のために、組合員全給油所が参加し、啓発活動を続けたことが認められて感謝状贈呈につながった。京都府は昨年度から官民挙げて自動車盗難防止運動に取り組み、同石商を含む各種団体が京都府自動車盗難防止協を組織しているが、同石商が唯一、感謝状を授与された。



止まらぬ原油価格下落
(5月9日更新)

 原油相場が続落しており、国内ガソリン先物相場は崩落状態に陥っている。4月3日のガソリン最期近(5限月)物の終値は2万7,620円/キロリットルまで下落、4日も2万7,000円台で取引が行われるなど、3月10日に付けた3万6,490円からわずか3週間で8,870円も値下がりした。
 原油の国内指標価格は2月25日に31.36ドル/バレル、2万3,499円/キロリットルを付けた後、続落傾向にあり、4月2日には23.73ドル、1万7,800円まで低下した。ピーク比では5,699円、24%の下落。ガソリン先物は原油との比較でも3,000円以上の値下がりを示しており、首都圏の給油所持ち届け換算では84円/リットル台となる。最期先(10限月)は4月3日、4日と2万4,000円/キロリットル台前半まで低下しており、給油所届けでは81円/リットル割れとなる水準まで値を崩している。



複数価格看板表示に批判集中
(5月9日更新)

 プリペイドカードを使った代金収受システムを導入するセルフ給油所の増加に伴い、最安値のプリペイド価格を掲示した看板とフリー価格看板など、複数の価格表示をする給油所が増えてきている。走行中の車からは複数の看板を認識するのが難しく、消費者から「わかりにくい」、「詐欺行為」などの指摘が組合や行政などに寄せられ、同業者からも「不当な価格表示ではないのか」といった疑問の声も出ている。最近、各地で見られるこれらの“二重看板”では、プリペイドカードの価格が、2万円、1万円、5,000円と金額の多寡によって、ガソリン販売価格を変えているところが多く、さらに混乱を招いている。特に最高金額の2万円のプリペードカードでの販売価格とフリー価格とでは4円/リットルの格差をつけている給油所もあり、行き過ぎた価格競争の元凶にもなっている。同業者からも「景表法に抵触するのではないのか」など、誤解を招きやすい価格表示には批判が強い。