2003年04月



新日石・ローソンと共同で業態開発
(4月9日更新)

 新日本石油は2月27日にコンビニエンスストア(CVS)大手のローソンと「セルフSS・CVS複合店」の業態開発を共同で行うことを明らかにした。CVSで唯一、全国展開するローソン(7,700店)と1万2,000給油所のENEOSブランドのタイアップにより、商品力と店舗力で差別化された店舗開発を行う。第1号店は稲毛海浜公園前で4月11日に開所する。2003年9月末までに10店程度を展開・実績を検証した後、2004年4月から本格展開を目指す。



三重・県と防災協定締結
(4月9日更新)

 三重県は3月7日、三重県石油組合、三重県エルピーガス協会、赤帽三重県軽自動車運送協同組合の3団体と、「災害時の燃料供給、物資等の緊急輸送に関する協定」を締結した。今回の協定は、東海地震をはじめ、東南海・南海地震などの大規模災害の発生が予測されることから、三重県は先ごろ県地域防災計画を策定、各団体との連携の強化と協力体制を築くことを受けたもの。県石油組合との協定締結は、包括的に結ばれたもので、今後、各市町村と石油組合傘下の支部との間で結ばれる「地域防災協定」の締結に向け、その根幹として位置付けられる。



OPEC・イラク戦争勃発時の増産を表明
(4月9日更新)

 OPECは3月11日に開催した総会で、イラクを除く加盟10ヵ国の現行生産上限の日量2,450万バレルを維持することを決めるとともに、イラク攻撃があった場合、仮に不足分が生じた際は即座にこれを補填する用意があることを声明で発信した。この声明について、国内石油業界は「増産して不足分を充足することを評価する」(岡部敬一郎石油連盟会長)としている。原油価格の見通しについては、「不需要期に入ることから、供給上の懸念は薄れ、長期にわたり高騰状態が継続する可能性は低い」(同)、「イラク攻撃があった場合は一段と高騰するものと考える。短期で終結すれば、OPECに供給充填能力があり、不需要期に向かうことから、徐々に沈静化に向かう」(渡文明新日本石油社長)、「イラクを巡る緊張感が続く間は神経質ながら高値圏で推移する公算が高いが、山を越せば価格は下方修正局面に向かう」(天坊昭彦出光興産社長)と見通している。



神奈川に水素・燃料電池のベース基地
(4月9日更新)

 経済産業省の固体高分子形燃料電池システム実証等研究補助事業として、日本電動車両協会とエンジニアリング振興協会が実施する「水素・燃料電池実証プロジェクト」は3月12日、神奈川県横浜市に水素ステーションなどで構成するベース基地をオープンした(写真)。同プロジェクトは複数の燃料による水素供給を実験する世界初の試みとして注目されているが、同基地は脱硫ガソリン改質水素供給設備を設置し、燃料電池車の走行に関する実証実験を行う。




栃木県不正軽油撲滅推進協議会が設立
(4月9日更新)

 栃木県不正軽油撲滅推進協議会が3月17日、設立総会を開催し、正式に発足した。同協議会は、栃木県、栃木県石油組合、栃木県トラック協会など、行政と関係団体で構成したもので、不正軽油流通防止のための情報交換や啓発運動を通じ従来に増して強い協力体制を図ることが目的。 脱税目的の混和軽油の横行や産業廃棄物である硫酸ピッチの不法投棄など、不正軽油が社会問題となっており、同協議会では不正軽油の撲滅を目指す。



イラク戦争勃発、各方面で緊急対応
(4月9日更新)

 3月20日午前11時30分過ぎ(日本時間)、米英軍によるイラクへの武力行使が始まった。21日午前3時過ぎには地上軍がイラク領内に侵入し、本格的な戦闘に入った。経済産業省は開戦を受け直ちに「イラク問題対策本部」を設置し、国民に対する情報提供に努めることを明らかにし、「省エネの徹底、冷静な対応」を要請、精製元売各社も安定供給への努力を表明した。全石連の関会長は「便乗値上げや売り惜しみの謗りを受けることのないよう節度ある販売姿勢」を求める緊急アピールを明らかにした。各地の販売業者は消費者に張り紙などで冷静な対応を求めている。原油価格は開戦が不可避となった時点から下降したが、21日以降もその傾向が続いている。



環境省・2005年から世界最高レベルの排ガス規制
(4月9日更新)

 環境省は大気汚染防止法に基づく自動車排出ガス量の許容限度を一部改正して、「2005年から、ディーゼル車・ガソリン車の排出ガス規制を“世界で最も厳しい”レベルに強化すること」などを3月25日付で公示した。2002年4月の中央環境審議会「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」第5次答申に基づいて“新長期規制値”を明示したもので、ディーゼル重量車(車両総重量3.5トン超)の場合、現行規制値に比べてPMを85%、NOxを41%削減することになる。 「世界で最も厳しいレベル」となる05年末時点の規制値をディーゼル重量車ベースで欧米と比べると、日本(PM=0.027。NOx=2.0)に対し、米(PM=0.13。NOx=3.2)、欧州(PM=0.03。NOx=3.5)となる。