2001年12月~2002年01月



アイチ・防災・防犯サポートネットワークを13拠点でPR
(1月9日更新)

 愛知県石油商業組合は先ごろ、昨年度に引き続き県内十三ヵ所の駅などで「アイチ・防災・防犯サポートネットワーク」の周知キャンペーンを展開した。各会場には組合役員などが出て、PR文を刷り込んだ「ばんそうこう」を通勤・通学中の人たちに手渡し、かけこみ110・119 番事業のPRを行った。各地には地域の警察署や消防署からも応援に駆けつけPR活動に参画、消費者に官民上げた社会性の強い事業であることを強くアピールした。
 今回のキャンペーンは、名古屋駅をはじめ豊橋駅、田原駅、豊川駅、蒲郡駅、刈谷駅、豊田駅、東岡崎駅、江南駅、尾張一宮駅、蟹江駅、津島駅の駅頭十二駅と半田地区のショッピングセンター・アピタ阿久比店で実施された。各会場の都合などから朝七時台の通勤・通学時間帯と夕方の買い物客の往来が増える時間帯に行い、往来する人に用意したPRばんそうこうを配布した。
 凶悪犯罪が多発する中で、防犯に対する危機意識は急激に高まりを見せており、「給油所で助けてもらえるのか」など、受け取ったばんそうこうに刷り込んだ説明文を真剣に読む姿が見られた。また、各地域の警察署や消防署からは、制服姿の警察官や消防官もばんそうこう配布を手伝うなど、事業への信頼感が一段と高まった。



社会性の強い事業だけに警察・消防の前向きな協力が得られた



エコ・ステーション今年度末に200ヵ所へ
(1月9日更新)

 エコ・ステーション推進協会のまとめによると、10月末現在のエコ・ステーション設置数は170ヵ所となり、今年度末前後の200ヵ所突破が確実となった。エコ・ステーションの設置状況は、電気が30ヵ所(急速充填23、普通充填7)、天然ガスが106ヵ所、メタノールが 10ヵ所、LPガスが17ヵ所、LPガスの認定事業が7ヵ所となった。
 推進状況としては、メタノールを供給するエコ・ステーションの設置が伸び悩む一方、天然ガスを供給するエコ・ステーションが平成8年度以降、右肩上がりで設置数を伸ばして他燃料をリードしている。
 都道府県別のエコ・ステーションの設置は、東京=23ヵ所、愛知=21ヵ所、大阪=19ヵ所など,引き続き大都市圏での設置が進んでいるほか、地方への波及も進み、エコ・ステーション網は34都道府県に広がった。東京都をはじめ各自治体でクリーンエネルギー自動車の普及に本腰を入れ始めていることから、今後ますますの普及が期待されるが、推進協会では、見学会の開催や低公害車フェアでの展示といったさまざまな広報活動を通じて、エコ・ステーション事業の重要性をPRしていく構えだ。



軽油脱税摘発で大規模調査・6都県が連携
(1月9日更新)

 東京、栃木、茨城、新潟、宮城、福島の6都県は先ごろ、混和軽油により巨額の軽油引取税を脱税したとして、栃木県小山市に本社を置くサシマ石油などグループ関連会社を強制調査した。混和軽油に対する広域的な一斉捜索は初めてで、油槽所や不正軽油基材の提供法人などを含めた 32ヵ所を、総勢約270人体制で調査した。
 サシマ石油は、A重油や灯油を混和して脱色やクマリン除去を行ったと見られる不正軽油の密造から流通、販売に至る脱税ルートをグループ関連会社として運営、その一方で傘下の新日本エネルギーが元売の特約指定を受けており、給油所などでも石油製品を販売している。  東京都によると平成12年6月~13年8月までの脱税額は東京、新潟、福島の3都県で約3億円にのぼり、脱税総額は16億円に達すると見られている。6都県に群馬、千葉、埼玉、神奈川を加えた10都県の需要家などに軽油を一?57~62円前後で販売していたという。
 なお栃木県は11月21日付で、新日本エネルギー(本社・小山市)の軽油引取税の特別徴収義務者として資格を取消した。



超低硫黄50ppm軽油を東京都へ前倒し供給 (1月9日更新)

 石油製品の精製・元売業界で組織する石油連盟の岡部敬一郎会長は11月22日に東京都庁で石原慎太郎知事に会い、都から要請のあった超低硫黄軽油(硫黄分50ppm)の供給を、当初計画をさらに半年前倒しして2003年4月から実施することを回答した。岡部会長は同時に超低硫黄軽油の部分供給に伴って増加する製造コストについて適切な支援措置の実施などを要請した。
 軽油に関する超低硫黄化対策では2004年末を目途に市場投入の予定だが、東京都では2003年10月から、独自の排ガス規制ですでに使用しているディーゼル車に粒子状物質減少装置(DPF)の装着の義務付けなどを実施する。石油業界としてもこの時期までに超低硫黄軽油の部分供給を開始する予定にしていたが、都はこの部分供給の開始時期をさらに半年前倒しして実施してほしいと要請。石油連盟がこの要請に応えたもの。
 石原知事は石油業界の今回の姿勢を高く評価した上で、「本来は国がやることだが、ほっといたらなにもしない。だから東京が率先してやる。この行動を全国に拡大していくほかない」と述べた。  岡部会長はこの低硫黄軽油問題とともに、都が実施している不正軽油撲滅作戦についても「都が積極的に不正軽油排除の動きをしておられることを歓迎している」と述べた。



危険にさらされるアルコール燃料使用ユーザー
(12月4日更新)

 「高濃度アルコール含有燃料に関する安全性等調査委員会」(座長・池上詢福井工業大学教授)の初会合では、自動車業界の調査でアルコール系燃料を使用した車両の燃料漏れなどの事故が合計59件発生していることが公表されたが、その原因となったアルミ系部品の腐食状況について自動車メーカーによる詳細な報告も行われた。専門委員の多くが「そもそもアルコール燃料を入れる車は一般車とは違うはず」との疑問を投げかけ、日本自動車工業会も「ユーザー保護のためには指定燃料が使用される体制整備が必要」と強調した。不具合の発生率が最も高いアルミ部品の腐食についてはホンダ、トヨタの2社が実際に事故を起こした車両エンジンのデリバリパイプ部のネジ部の腐食状況をスライド写真を使って説明。通常の燃料を使用した場合との腐食の違いが鮮明になった。



高濃度アルコール含有燃料を使用した車両における燃料漏れ等
車両不具合の発生状況調査結果
(8月末現在)
発生事象 推定発生要因 発生件数 自動車メーカー別内訳
1.燃料系統のアルミ製部品の腐食等 アルミ製部品の腐食による燃料漏れ
(うち車両火災)
19(4)

トヨタ(8)、ホンダ(9うち火災は4)
マツダ(1)、三菱(1)

アルミ系部品の腐食物により燃料系の詰まり等によるエンジン不調 16 トヨタ(5)、日産(8)
ホンダ(1)、三菱(2)
合計 35
2.燃料系統のゴム部品の膨潤等 燃料ポンプアウトレットチューブの外れ等によるエンジン停止及び始動不良 ホンダ(3)、マツダ(1)
燃料噴射量不足によるエンジン不調 三菱(4)
合計

3.空燃比異常

.空燃比異常によるエンジン不調 日産(7)、三菱(1)
輸入車(1)
4.その他(詳細原因不明) アルミ製ピストンヘッドの損傷によるエンジンの停止 いすゞ(1)、スズキ(1)
富士重工(3)、三菱(1)
輸入車(1)
エンジン不調
エンジン始動不良
合計
総合計 59





不正軽油根絶!27都道県で一斉路上調査を実施
(12月4日更新)

 東京都など全国27都道県は脱税目的で軽油に灯油やA重油などを混和する「不正軽油」の流通を阻止するため、合同で軽油路上抜取調査を実施し、全国で4189本のサンプルを採取した。今後、各自治体で分析を行う。他県ナンバーのディーゼル車から採取したサンプルについても情報交換し、広域的に連携しながら不正軽油の流通の徹底排除を図る。 東京都が呼びかけた一斉調査には北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟、長野、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、山梨、富山、石川、福井、岡山、広島、鳥取、山口、香川、徳島の27都道県が各警察と合同して参加し、約1400人の当局職員と警察官が主要幹線道路など119ヵ所でドライバーの協力を得ながら4189本のサンプルを採取した。



◇スーパーメジャーでも大幅赤字、BPがSSから撤退
(12月4日更新)

 エクソンモービル、ロイヤルダッチシェルとならぶ世界3大スーパーメジャーのBP(本社・英国)の国内法人BPジャパンが国内の給油所運営から年内に撤退する。同社はロンドン本社の方針を受けて現在、計画している日本国内の新規出店計画を凍結。すでに北関東地区を中心に運営している21店舗を他社へ売却する方向で模索を始めた。BPでは今後の世界戦略の中で、アジア戦略の中心を中国にシフトさせていくため日本での事業展開を見直すとの観測もあったが、現在の日本国内での給油所運営が赤字に陥っており、事実上、経営が成り立たない状況にあるといわれ、これが方針転換の主要因ともいわれる。

BP給油所一覧
オープン日 店舗名 所在地
97.12 BPエクスプレス宮子 群馬県伊勢崎市
98.09 BPエクスプレス尾島 群馬県尾島町
98.12 BPエクスプレス富士見 群馬県富士見村
99.03 BP佐波東 群馬県東村
99.05 BPエクスプレス岩瀬 茨城県岩瀬町
99.06 BP佐久平 長野県佐久市
99.12 BPエクスプレス西那須野 栃木県西那須野町
99.12 BPエクスプレス綾部 京都府綾部市
00.04 BPエクスプレス豊科 長野県豊科町
00.08 BPエクスプレス吉井 群馬県吉井町
00.09 BPエクスプレス黒磯 栃木県黒磯市
00.11 BPエクスプレス飯山 長野県飯山市
00.12 BPエクスプレス黒部 富山県黒部市
00.12 BPエクスプレス新津 新潟県新津市
00.12 BPエクスプレス今市 栃木県今市市
01.02 BPエクスプレス大田原 栃木県大田原市
01.03 BPエクスプレス渋川 群馬県渋川市
01.04 BPエクスプレス氷上 兵庫県氷上町
01.04 BPエクスプレス長岡インター 新潟県長岡市
01.04 BPエクスプレス大沢野 富山県大沢野市
01.09 BPエクスプレス大東 静岡県大東町